無線綴じライン
いよいよ製本作業の最大の山場である加工された紙を本にしていく工程です。
これを一つのラインになった機械で出荷できる状態になるまで一気に行います。
適宜折られた紙を重ね合わせ、仕様によっては針金で綴じたりして、
本の背部分になる箇所に高熱でドロドロになった糊(ホットメルトと呼ばれる)を
塗布して表紙を張り付けていきます。
最後に本の背部分を除いた三方を裁断し、検査を経て、
指定された冊数でヒモで結束したり、クラフト紙で包装したりした後にパレットに積み重ねられて出荷されるのを待ちます。
この作業を行うライン上には、不良品を出さないように人の目で確認するのは
もちろんですが、CCDカメラや様々なセンサーが配置されており、異常のある品物を発見するのに役立っています。
特に教科書は必ず一人一人の子ども達の手に渡り、ほぼ全てのページが見られるので、一般の雑誌や書籍よりも更に慎重な作業及び検査が要求されます。